僕の職場にインターン生が来て、
本日で2週間の実習が終了した。
送別会から今帰ってきたので、
酔っ払った勢いで、適当にブログを書こうと思う笑
彼女はめちゃくちゃ引っ込み思案だった。
会話をするのも、誰かに質問したりするのも苦手。
最初は僕も戸惑った。
今まで出会ったことのない人種だったからだ。
常に周りの目を気にしている、
うまくいかないと思い込んでいる、
典型的なネガティブ思考。
彼女はこのインターンに裏目標として
「自ら積極的に発信する、質問する」
ことを掲げて臨んでいた。
僕より学歴は上、
専門性も十分にあって、
華々しい経歴をたどっている。
それなのに自信が持てていないことが
不思議だった。
そんな彼女が2週間のインターンを終えて
本日最終成果発表だった。
緊張しながら、声を震わせながら、
なんとか自分が感じたこと、学んだことを
伝えようと必死になっていた。
発表は良かったと思う。
部署のメンバーからの評価は高く、
皆から良かったと声をかけられる。
僕は指導者としてコメントを求められたので、
彼女のすばらしさ2点と、今後に向けてのアドバイス1点を話した。
一つ目は、顧客起点で物事を考えられること。
彼女が決めた要件や仕様は、
僕たちの想定を遥かに上回っていた。
会ったことも聞いたこともない
顧客の課題を正確に捉え、
その課題に対し有効な機能仕様を提案する。
相手の立場で物事を捉える。
それは皆が皆出来ることではない。
自分が対人関係に苦手意識があるからこそ、
相手の立場で考えてあげようとする力が身についたのだと思う。
特別に好きなわけではないが、
僕はローランドの次の言葉が好きだ。
「才能がないからこそ試行錯誤できる。才能があってすぐに成功したら仕事にとことん向き合うことは出来なかった。才能がないからこそ仕事に向き合える。」
特別にローランドが好きなわけではないが(もう一度言うが)、
この言葉には共感する。
あまり覚えていないが、
同じようなことをインターン生に向けて
話した気がする。
二つ目は、話を聞く姿勢だ。
彼女は常にメモを持ち歩き、
食い入るように人の話を聞く。
少しでもものにしてやろうという
姿勢があった。
実際、成果発表の準備に取り組んだ際も、
自身の学びと気づきについて
ひたすら吐き出した。
ここまで深く学びがあったとは
僕も周りも気づかないほど。
積み重ねこそ大切と彼女は気づいている。
僕も現に最近思うのが、
積み重ねだけで大概のライバルには勝てる。
なぜなら継続することがものすごく
ハードルが高いことだから。
彼女はすでにその事に気づいていた。
3つ目の今後に向けたアドバイス。
彼女は自身の消極的な姿勢に課題を感じ、
学生ながらその課題を克服しようと必死だった。
「誰にも負けない領域を作ろう。」
そう思った彼女は、部活で誰よりも居残りして
自主練をした。
ただ僕が思うのは(言ったことは)、
自分の弱みと向き合うことも大切だが、
そればかりだとしんどい。
自分の得意なこと、やりたい事を
もっと尊重してもいいのでは。
そんなアドバイスをした。
なんか聞き覚えがあるなーと思ったら、
僕もよく課長との面談で言われていることだった笑
僕は何の気なしに聞き流していたが、
まさか同じような事をインターン生に言うとは。。。
僕はすこしひねくれているので、
今でもその課長の言葉に「うるせーわ。お前が気付けてないだけやろハゲ!」としか思わないが、
インターン生には、ぜひ僕の言葉を素直に受け止めて、
自分の長所を伸ばしていってほしい。
この世の全てのインターン生に幸あれ!
そいぎんたー