みなさんこんにちは。
本日は、京焼のギャラリーを紹介します。
私が今の事業を始めて間もない頃(今も間もないですが)、2022年のGWあたりでふらっと訪れた、「たきぐち」というギャラリーです。
清水寺近くに、陶磁器の販売店やギャラリーが多く集まる茶碗坂という通りがあります。
たきぐちも、その坂に面しており、
重厚そうな扉が目印です。実際扉は重いので、
入店の際はお気をつけて。
色々と紹介していきます。
滝口和男の祇園祭山鉾
http://www.eonet.ne.jp/~takiguchi/imfo.html
京都祇園祭は、千年以上の歴史を持ち、7月1日から30日まで京都市各地で祭事が行われる、八阪神社の祭礼です。
17日(前祭)と24日(後祭)の山鉾巡行を目当てに、大勢の人が訪れます。
こちらは、そんな山鉾のオブジェになります。
自然な色合いで温かみがある印象を受けます。
長刀(なぎなた)鉾は、唯一「生き稚児」が乗っている山鉾となります。
神様の使いとなったお稚児さんは、身の回りの世話をするのは男性のみで、鉾への乗車の際は、担がれて、地面に足をつけないなどの、しきたりがあります。
このオブジェにはなぜかお稚児さんは見当たりませんが、数ある山鉾の中で先頭を走る長刀鉾は、存在感がありますよね。
右側の黒主山は、盗難除け・疾病除けのご利益がある山鉾です。
ちまきが人気ですね。
滝口光石の霞桜
こちらは、滝口光石さんの霞桜になります。
滝口光石(小泉康子)さんは、兄である滝口和男さんより、光石を継承して、京焼を制作されています。
見るたびに思うのですが、桜の面積と、生地の面積、そしてアクセントとなる葉の比率が、これ以上無い黄金比に見えます!
光石さんあっぱれ!!
写真は、入店の際に撮ったティーカップと抹茶碗を載せています。
私はこの二つの価格に疑問を持ちました。
ティーカップが14000円か。そして、抹茶椀が48000円。
ん?抹茶椀48000円?
サイズ的にもそんなに変わらないし、むしろティーカップの方がソーサーも付いてるぶん、製作コストは高いはずなんだけどなぁ。。
私はお店の人(滝口光石さんの親族の方だったと思います)に、勇気を出して聞いてみました。
すると、驚くべき答えが。。。
「器の価値というのは、中に何を入れるかによって決めるという考え方があります。抹茶椀の中に入れる抹茶の方が、より高級なものとして捉えられているので、ティーカップより抹茶椀の方がその分価格も上がります。」
というものでした。
これを聞いた時、衝撃を受けたのを覚えています。
材料費や制作コストではなく、使う人が感じる価値によって価格を決めているのですね。
買う側にとっても、本当に価値を感じているからこそ、この価格でも購入したいと思えるのでしょう。
その他の商品
他にも、川合敦子さん、内田裕子さんという作家さんの作品もあり、
どれも素敵なものばかりでした。
まとめ
いかがでしたか。
今回は清水寺近くの茶碗坂に面する、「たきぐち」を紹介させていただきました。
温かみある絵付けと余白、そして土の風合いを生かした陶器ならではの印象を受けました。
有田焼などの磁気も良いですが、陶器もまた生活に馴染みやすく、良いですね。
皆さんも清水寺にお越しの際は、行ってみてはいかがでしょうか。
お店のホームページのリンクを貼っておきます。
http://www.eonet.ne.jp/~takiguchi/
そいぎんたー!